五月朔日(ついたち)の言葉は「常若(とこわか)」です。
当社の境内の楠木(くすのき)も、古い葉や枝が落ちて新芽から新しい枝葉へと替わろうとしています。古いものが新しいものへと生まれ変わることで、樹木全体の命が何百年と続いていくのです。
約三十七兆個と言われる私たちの細胞も、皮膚が約二十八日、筋肉系は約二カ月で新しい細胞に生まれ変わると言われております。そうして時間をかけて体質を改善することが可能となります。そして常に新陳代謝することにより、人間としての命が続いていきます。
こう考えると、生命の不思議さや神秘を感じますね。
このように「繰り返し再生することで常に若々しさを維持していくこと」を、神道では「常若(とこわか)」と申します。
神社では毎日、日供祭(にっくさい)、毎月、月次祭(つきなみさい)というお祭りが斎行され、地域の皆様の幸福と地域社会の発展をお祈りしております。これも繰り返し行うことで新たな御加護を頂くという、「常若」の考え方によるものです。

毎日、毎月、正月、春祭り、夏祭り、秋祭りと、節目節目に新たな気持ちで神様をお祭りし、また新たに御加護を頂く。その積み重ねが、日々の暮らしを支えてくれるのです。
毎朝、御神前に向かって「おかげさまで新しい日を迎えました。今日もよろしくお守りください」と、清々しい気持ちで一日を始めましょう。
日に新た、日々に新た——いつも新鮮な気持ちで一日を始めれば、毎日が悔いのない、良き日となることでしょう。
一日一日の積み重ねが、充実した人生へとつながります。
今日も良い一日をお過ごしください。
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