草月流の花手水が夏越祭仕様になりました。

 

テーマ

正岡子規

【紅白の牡丹 朝日に開きけり】

 

使用花材

赤薔薇(サムライ)40本

ダリア(赤20本・白20本)

白紫陽花8本

芍薬10本

ガーベラ(大小17本)

ドウダンツツジ

キウイのツル

100本以上の花々を惜しみなく使い、

この季節と、子規の句の余韻を立ち上げるように

いけあげました。

 

牡丹はなくとも、

朝日を浴びて咲くのは

芍薬、ダリア、紫陽花、薔薇、ガーベラたち。

 

和傘の影が移ろい、風が花にささやく朝。

涼やかな水に映える彩り——

浮かべた紫陽花は、水の上でそっと動きます。

紅と白、

その花々に、子規の時代から続く「美しさ」が重なります。

 

夏越しに、ひとときの彩りを添えて。

 

制作中には、たくさんの方が足を止めてくださり、

「涼しげで気持ちがいい」「元気をもらいました」と

あたたかい言葉をかけていただきました。

 

そんな声に、こちらが励まされる時間でもありました。

 

立ち止まるきっかけ、

深呼吸の場となれていたなら、何よりうれしく思います。

 

 

生花

フラワーショップ小谷

 

 

夏越祭(6月30日)の後から始まる「夏詣(なつもうで)」

ご参拝お待ちしております。