【5月1日の言葉】ユダヤの教え

新緑の美しい季節となりました。

この時期、毎朝境内は色々な鳥のさえずる声で満ち溢れます。

境内の楠木(くすのき)も古い葉や枝が全部落ちて、

新芽から新しい枝葉に替わろうとしています。

天地自然が、新たに生まれ変わろうとする息吹を感じながらお参り下さい。

 

五月朔日(ついたち)の言葉は「ユダヤの教え」の一つを取り上げてみました。

「ユダヤの教え」にこんな話があります。

「あなたが10人の人と出逢ったら、10人の内1人はあなたを批判し、性格が合わない。10人の内2人はあなたを理解してくれて、性格も合う。そして残りの7人はどちらでもない人達である。」

この教えに対して皆さんは普段の生活の中で、

10人の内、どこに焦点を当てて暮らしているでしょうか?

あなたを理解してくれる2人、あなたを批判する1人、

どちらでもない多数の7人

考えてみますと、私たちは日頃の生活の中で意外と自分と合わない1人に過度に注目して、その人の批判や悪口に時間を使ったり、

普段興味もなく、深く関わりもない7人の人達の声や目を気にしすぎているようです。

そう思うと、自分を好いてくれる人、

理解してくれる人に目線を合わせて生きて行く事が、

幸福度を高める何よりの近道であり、より良い選択と言えるでしょう。

 

自分が大切にしたい時間や、豊かで充実した時を過ごすためには、

ノーと言える勇気や嫌われる勇気を持つことも必要です。

先が見通せない時代だからこそ、他人に振り回されないで、

自分自身に正直に素直に生きて行きたいものです。

 

「あなたの良さが分からない人のせいで、あなたが落ち込む必要はない」

「悪口は受け流す事 贈り物も受け取らなければ、本人に帰る。」

 

今日も良い一日を!