10月15日の言葉は、「3人のレンガ職人の話」です。
ある旅人が歩いていると、一人の男が疲れた顔でレンガを積んでいました。
「ここで何をしているのですか?」
「何って、レンガ積みに決まってるだろ。暑い日も寒い日も一日中レンガ積みさ。腰は痛くなるし、何でこんなことばかりしなきゃいけないのか。ついてないね。もっと気楽にやっている奴らもいっぱいいるのに」
旅人はその男に慰めの言葉をかけ、歩き続けました。
今度は、一生懸命レンガを積んでいる男がいました。
「ここで何をしているのですか?」
「俺はここで大きな壁を作っているんだ」
「大変ですね」
「そんなことはないよ。この仕事のおかげで家族を養えるし、ご飯も食べられる。大変なんて言ったらバチがあたるよ」
旅人は男に励ましの言葉をかけ、歩き続けました。
さらに進むと、楽しそうにレンガを積んでいる男がいました。
「ここで何をしているのですか?」
「歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ」
「大変ですね」
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを癒やすんだ。素晴らしいだろう」
旅人は男に感謝の言葉を伝え、歩き続けました。

それから10年後、旅人は再び同じ場所を訪れました。
一人目の男は、相変わらず文句を言いながら、疲れた顔でレンガを積んでいました。
二人目の男は、賃金は高いものの危険も伴う、屋根の上で一生懸命仕事をしていました。
三人目の男は現場監督として多くの職人を育て上げ、完成した大聖堂には、なんと彼の名前が付けられていました。
同じレンガを積む仕事でも、その仕事に対する思いや姿勢によって、人生は大きく変わっていくのですね。
自分の仕事の意味や、その先にあるものを考えてみると、日々の仕事への向き合い方も変わるかもしれません。
今一度、自分自身を振り返りながら、お互いに充実した一日を送りたいですね。
今日も良い一日をお過ごしください。
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