【2月15日の言葉】時を待つ心

今月15日の言葉はパナソニック(前松下電機)の創業者「松下幸之助」の言葉を取り上げました。

春を待つ桜のようにじっくりと力をたくわえる大切さを説いています。

「何事をなすにも時というものがある。

『時』それは人間の力を超えた、目には見えない大自然の力である。

いかに望もうと、春が来なければ桜は咲かぬ。

いかにあせろうと、時期が来なければ事は成就せぬ。

冬が来れば春はま近い。桜は静かにその春を待つ。

それはまさに、大自然の恵みを心から信じきった姿といえよう。

悪い時が過ぎれば、良い時は必ず来る。

押しなべて、事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。

あせらず、あわてず、静かに時の来るのを待つ。

時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。

だが何もせずに待つことは「僥倖(ぎょうこう)」(偶然に得る幸せ)を待つに等しい。

静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力をたくわえている。

たくわえられた力がなければ、ときが来ても成就しないであろう。

時を得ぬ人は静かに待つが良い。

大自然の恵みを心から信じて、着々とわが力をたくわえるがよい。

着々とわが力をたくわえる人には、時は必ず来る。

待てと言われれば、なおあせるのが人情である。

だが、自然の理はわがままな人情には流されない。冷たいのではない。

静かに時を待つ人には、暖かい光を注ぐのである。

お互い時を待つ心を養いたい。」                                 松下幸之助

「着々とわが力をたくわえる人には、時は必ず来る」 いい言葉ですね!

 

今日も良い一日を!