5月25日(日)、高浜の金刀比羅神社にて春の例祭が斎行され、伊予里神楽を奉納いたしました。
瀬戸内の風が吹き抜ける高浜の地に、ゆったりと響く太鼓の音。
神前に捧げられる神楽の舞は、海とともに生きてきたこの土地の歴史や、漁民たちの祈りを今に伝えるようでした。
私はいつも太鼓専門でしたが、今回「四天」という舞に加えて「鬼帰し」も舞うことが出来ました。
今回奉納を行った金刀比羅神社には、次のような由緒が伝えられています。
むかし、古三津村の「刈屋口」という場所に、たくさんの漁師の人たちが暮らしていました。
その頃は、川がたびたびあふれて困っていましたが、慶長年間(1600年代初め)に川が整備されたことで、川岸は安全になり、水もおさまりました。
人々は、少し離れた場所にある新しくできた乾いた土地に移り住み、「苅屋(かりや)」と呼ぶようになりました。
そして後に住民の大半が現在の地である「新苅屋」に移り住みました。
享保年間(1716〜1736年)には、社殿(神社の建物)もきちんと建てられ、人々のよりどころとして大切にされてきました。
【伊予里神楽 奉納予定】
4月上旬の日曜 朝日八幡神社(南江戸5丁目1569)
4月19日 生石八幡神社(高岡町917)
5月1日 奥土居神社(東垣生町697)
5月2日 日吉神社(南斎院町1224)
5月15日 素鵞社(西長戸町角田788)
5月16日 久枝神社(古三津町1257)
5月下旬の日曜 金刀比羅神社(高浜町4丁目乙74)
7月17日 嚴島神社(神田町1−7)
7月28日 住吉神社(西垣生町1369)
10月下旬の日曜 橘若宮神社(立花1丁目10−27)
※日付が固定されている神社は、曜日に関係なく毎年同じ日に行われます。