9月8日~10日まで
神道青年四国地区協議会設立20周年記念事業である福島支援に参加致しました。
四国地区周年事務局として福島神青さんと段取りを進めてきた事業でもあり、個人的にも東北への復興支援に直接行くことが出来ていなかったので、特に思い入れのある事業でした。
東日本大震災から4年以上経ち、復興が進んでいる地域もありますが、福島県が他の被災地と違うのは福島第一原子力発電所事故により放射能物質による汚染があるということ。
勿論、報道などで知っている方も多いと思いますが、実際に見ると放射能汚染により全く手つかずの状態になっている場所もあり、唖然となりました。
汚染により、まだ寝泊まりが出来ない地区、通常立ち入ることの出来ない地区等があり、
復興にむけたスタート地点にもたててない 被災した状態のままになっている地区が未だにあります。
立ち入り禁止が解除されても住民の考え方にも差があり、地域によっては戻って来る住民の方は1割程の場所もあります。
放射能汚染があった地域では世帯によって差はあるものの家が1件建つほどの補助金が入ることもあり、4年半ほど経った今から解除にになっても、既に別の地域で家を建てている方も多いようです。
(一方でいわき市等では避難された方が新たに家を建てる等し、地価が上がり、震災バブルと言われる現象が未だにあるとのこと。)
浴びても症状が即座に出るわけでもなく、目に見えず、臭いや味もしない放射能。
復興に大きく歯止めをかけ、故郷を安心して住めない場所にしてしまいました。
それでもなお原発関連の仕事をしている方も多いそうで、大っぴらに批判することも出来ず、晴れの日はいつも作業車両で町は渋滞しているとのこと。
今回、住民が誰も住んでいない地区にある神社の清掃作業をさせていただきました。
草に埋もれた境内で、昼間しか立ち入れない地区でしたが、お賽銭が入っていました。
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神は人の敬により威を増す。
この言葉が頭を過りました。
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微力ながら、少しずつ
皆が笑って暮らせる生活へ
共に歩んでいきたいと思います。