御木曳行事では、御用材だけではありません。
地域ごとの奉曳団もまた、大切な役割を担っています。

国生み神話を描くねぶた
今回見ることができたのは、宮後奉曳団によるねぶたです。
題材となったのは『古事記』『日本書紀』に記される国生み神話。
伊邪那岐命と伊邪那美命が天の浮橋に立ち、天沼矛で海をかき混ぜ、日本の国土を生み出した物語です。
日本神話の始まりともいえる場面が、巨大なねぶたとして表現されていました。

上のぼせ車
ねぶたは完成しただけでは終わりません。
奉曳車に載せられたねぶたをt出発地点近くまで運ぶ「上のぼせ車」もまた地域の大切な行事です。
太鼓の音に高まるとともに、そこに祭りを支える地域の誇りを感じました。

式年遷宮が受け継ぐもの
式年遷宮は社殿を新しくする行事として知られています。
しかし実際には、それだけではありません。
木工技術、祭祀、芸能、地域文化、そして人々の心。

20年という歳月をかけながら、それらすべてを未来へ受け継いでいく営みです。
だからこそ1300年以上続いてきたのでしょう。
御木曳行事を通して、私もまたその長い祈りのリレーの一端に触れることができました。

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