熟田津(にぎたつ)三社詣り 入魂式

当嚴島神社に

「伊佐爾波神社」「愛媛縣護國神社」「三津嚴島神社」

の宮司が集い

熟田津(にぎたつ)三社詣りの守護玉への

入魂式が行われました。

熟田津(にぎたつ)三社詣りは熟田津に所縁のある三社

「伊佐爾波神社」 「愛媛縣護國神社」 「三津嚴島神社」

をお参りし守護玉を頂くお参りです。

熟田津(にぎたつ)とは「古代の港」のことです。

万葉集に額田王(ぬかだのおおきみ)がこの歌を詠われています。

    熟田津尓  船乗世武登   月待者   潮毛可奈比沼  今者許藝乞菜

読み方:にきたつに ふなのりせむと つきまてば しほもかなひぬ いまはこぎでな

意訳:熟田津で船に乗り込み月を待つ。潮も頃合、さぁ出陣だ。

この歌は遥か万葉の時代、

白村江の戦い(663年)の折に斉明天皇が百済救援の為、

飛鳥から朝倉宮(福岡県朝倉郡朝倉町-博多湾からは約40㎞離れて内陸部にある)に向かう際、

伊予の国に立ちより、石湯行宮(いわゆのかりみや)に長期滞在し

力を蓄えて熟田津から出発する際に詠まれて歌です。

斉明天皇が白村江の戦いの際に上陸され、

長旅の疲れを癒された道後の石湯の地である「伊佐爾波神社」

途中お休みになられた地である「愛媛縣護國神社」

九州へとご出陣された地である「三津嚴島神社」

喜びの玉 「奇魂」( 伊佐爾波神社 )

安らぎの玉「和魂」( 愛媛縣護國神社 )

繁栄の玉 「幸魂」( 三津嚴島神社 )

の特別・守護玉(御初穂料 各500円)

を新年に受けていただき、三社の御利益をお受け下さい。

特に詣る順番はありません。

守護玉は神棚においてお祀り頂き、1年後に神社にお納め下さい。