5月16日、三津嚴島神社が管理する久枝神社の春祭りにて、伊予里神楽を奉納いたしました。
私はいつも太鼓のみでしたが、前日に引き続き、「四天」を舞うことができ、感慨深いものがありました。
祈りの舞がゆったりと広がり、地域の平安と五穀豊穣を願う心が、太鼓の音とともに響き渡りました。
境内の清掃や準備をしてくださった総代さん、宮前文化遺跡を守る会、地元の皆様、誠にありがとうございました。
今回奉納された久枝神社には、このような由緒が伝わっています。
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時は建武年間(1334〜1336年)、伊予を治めた河野通盛が本拠を高縄山から道後湯築城へ移した頃のこと。
この地は、河野家の家臣・久枝肥前守宣盛の所領でした。
当時、古三津村には3つの社が鎮座していました。
・住吉神社(大明神地区)
・祇園社(南条地区)
・岩崎八幡社(東山地区)
いずれも地域の人々に大切にされていたお社です。
しかし、明治3年(1870年)、これらの社は一度、三津嚴島神社へ合祀されます。
それから9年後の明治12年(1879年)、地元の人々の強い願いによって現在の地に再び祀られ、「久枝神社」と名をあらためました。
今もなお、かつての信仰を受け継ぐ社として、地域の心のよりどころとなっています。
【伊予里神楽 奉納予定】
4月上旬の日曜 朝日八幡神社(南江戸5丁目1569)
4月19日 生石八幡神社(高岡町917)
5月1日 奥土居神社(東垣生町697)
5月2日 日吉神社(南斎院町1224)
5月15日 素鵞社(西長戸町角田788)
5月16日 久枝神社(古三津町1257)
5月下旬の日曜 金刀比羅神社(高浜町4丁目乙74)
7月17日 嚴島神社(神田町1−7)
7月28日 住吉神社(西垣生町1369)
10月下旬の日曜 橘若宮神社(立花1丁目10−27)
※日付が固定されている神社は、曜日に関係なく毎年同じ日に行われます。