令和八年六月十七日から十八日にかけて、北海道根室市において行われた「北方領土の碑 視察並びに清掃奉仕」に、神道青年全国協議会の監事として参加いたしました。

神道青年全国協議会では、昭和五十三年の創立三十周年記念事業として、北方四島の一日も早い返還を願い、納沙布岬に近い納沙布金刀比羅神社境内に「北方領土の碑」を建立しています。以来、毎年継続して碑の視察と清掃奉仕を行い、北方領土返還への願いを次世代へ伝える活動を続けています。
初日は、根室市の根室金刀比羅神社を正式参拝いたしました。同神社には、戦後の混乱の中で北方領土から奉遷された神社の御神体が合祀されており、北方領土と深い縁を持つ神社です。

参拝後には、神道青年全国協議会創立六十周年記念事業として神道少年団が植樹した「千島桜」の再植樹と標柱の建立を行いました。厳しい自然環境の中でも力強く根を張り、美しい花を咲かせる千島桜に、故郷への思いを重ねながら作業にあたりました。

二日目には、納沙布金刀比羅神社境内に建立されている「北方領土の碑」の清掃奉仕を行いました。碑を磨き、周辺の環境を整えながら、建立以来受け継がれてきた先人たちの願いに思いを馳せました。

また、北方館や北方領土資料館を見学し、北方領土問題の歴史や現状について学ぶ機会もいただきました。この日は霧がかかったおり、実際に納沙布岬から北方四島を望むことはできませんでしたが、二年前に見た際は、その近さに驚かされるとともに、未だ解決に至っていない領土問題の重みを改めて実感しました。

北方四島は我が国固有の領土でありながら、戦後八十年以上が経過した現在も返還が実現していません。しかし、この問題を風化させることなく語り継いでいくことも、私たちの大切な役割の一つです。

今回の視察と清掃奉仕を通して、返還要求運動の意義を改めて認識するとともに、一日も早い北方四島の返還と領土問題の解決を願い、祈りを捧げてまいりました。
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